黒部ルート見学会
黒部ルートとは、関西電力の黒部川第四発電所(通称:黒四)建設のために作られた工事用トンネルのことで、黒部ダム〜欅平間のことを言います。
通常、一般の立ち入りは出来ませんが、関西電力主催で年に30回ほど「黒部ルート見学会」というものが開催されており、その抽選に当たれば内部を見学することが出来ます。
見学会について、詳しくはこちら(富山県のHP)をご覧ください。
この見学会には欅平出発と黒部ダム出発の2コースが設定されています。今回私が当選したのは黒部ダム出発のコースです。
集合場所が関電トロリーバスの黒部ダム駅のため、大町側から行くことにしました。
長野側の玄関口、扇沢からトロリーバスで向かいます。
集合時間に余裕があるため、展望台に登ります。
ダム全景を入れるには超広角でないと無理でした。私のレンズの広角端(18mm)ではこんな感じ。迫力がいまいちです。
この日は立山連峰もきれいに見えてました。真ん中の一番高いのが大汝山(3015m)
時間になったので集合場所へ。手荷物検査を受けた後に業務通路みたいなところに案内されヘルメットを渡されます。
ここからは黒部トンネルをバスで移動します。終点の作廊まで約10km。
途中、タル沢横坑でバスは停車。素堀りのトンネルを少し歩くと・・・
剱岳の裏側(通称:裏剱)を見ることが出来ます。通常は日電歩道を歩く上級登山者しか見れないそうです。
作廊に到着すると、続いてインクラインに乗り換えます。
インクラインとはケーブルカーの一種で、旅客営業を行うものをケーブルカー、資機材輸送などの貨物用をインクラインと呼んでいる。
斜度は34度。構図にセンスがないと、この様にただのトンネルにしか写りません(アチャー
インクラインを降りると目の前が発電所です。
発電機室建屋。比較対象がないのでわかりにくいですが、かなり広い空間です。
水車と発電機をつなぐシャフト。ものすごい轟音をあげて水車が回っています。
制御室。現在は無人化されて、遠隔で制御されています。
写真が多くなるのでその2へ続きます。
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